10月26日(土)･27日(日)、利賀村（富山・南砺市）で第2回新そば祭りin TOGA(主催:新そば祭り実行委員会､共催:全麺協･南砺市観光協会･北日本新聞社･利賀村建設協会)が開催された。ご当地のそば祭りは、1972年の「豆谷そば祭り」に端を発し、それが82年から「利賀そば祭り」となり、さらに87年から「冬のそば祭り」へと発展して、コロナ期まで続いた経歴をもつ。この間、92年には「世界そば博覧会」が開催され、利賀は長野・松本市､北海道・幌加内町とともに郷土そばの聖地ともよばれるほどになった。それが昨年から「秋の新そば祭り」と衣を変えて開かれることとなった。
　今回は、全麺協スタッフ60名によって、とよむすめ(富山県産)､信濃一号､信州ひすいそば､階上早生階上そばの新そば計5,000食が供され、また72年当初から郷土食の披露が方針であることから､利賀川産鮎の唐揚げ､岩魚の塩焼き､五平餅(南砺市産新米)､目の前の山で捕獲された熊汁等も地元業者から販売された。秋の2日間、富山駅から45?、標高700mの人口400人弱の小さな村は新そば祭りで賑わった。