兵庫・姫路市の播磨地方の食に携わる地元の企業や店が、1月22〜23日に開催された、地元食材を使った新作商品を披露する「味覚の展示場」で、市内の蕎麦店「一釉」（兵庫県姫路市田寺東2-32-20）が、地産の生姜を使った「姫路・生姜そば」を出品、来場者から好評を博した。

　これは、大根おろしと生姜をみぞれ仕立てにしたつゆでいただく蕎麦。一釉のご主人・辻川凉さんは、「地元で栽培され出した生姜を使った蕎麦を考えました。ただ、姫路生姜は栽培量が少なく、市場に出回るのはまだ先の話し。今回は、あくまでも参考出品です。地元産以外の生姜を使うことは考えていないので、店では出していません」と話している。

　季節の替わり蕎麦の定番である「生姜切り」とは一線を画した独創的な一杯で、店の品書きに載る日が楽しみだ。一釉は、姫路市の内陸部の「夢前町」で、有機農法で栽培された蕎麦を使った田舎そば「夢そば」を出す等、地元の食材を使うことにこだわった店として、人気を集めている。


（蕎麦将軍.com）