「森林保護」で蕎麦の実りが向上 森林総合研究所の調査
投稿日時 2010-11-17 10:58:32 | カテゴリ: 蕎麦業界ニュース
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独立行政法人森林総合研究所は11月16日、森林や草地等、昆虫の多い植生が周りに豊富な蕎麦畑では、花粉を媒介する昆虫の数が多く、蕎麦の実のつき具合(結実率)がよくなると発表した。
茨城・常陸太田市において、周辺環境の異なる様々な蕎麦畑で、花を訪れる昆虫の種類や数、蕎麦の結実率の調査を行った結果、確認された。「森林等、生物多様性の高い植生の存在が、人間の生活にも貢献していること(生態系サービス)が明らかになった」と森林総合研究所では話している。
蕎麦の花粉の媒介はハチ、アリ、ハエ、ハナアブ、ハナムグリ等の昆虫が行うので、その結実率は花粉媒介がうまくいくかどうかにかかっている。今回の森林総合研究所の調査結果を見ると、蕎麦畑から、ニホンミツバチの移動距離内である数km内にある森林面積が広く、かつミツバチ以外の昆虫の移動距離内である数百 m内にある森林と草地の面積が広いほど、蕎麦の実の結実率が高くなっている。
リンク先:http://www.ffpri.affrc.go.jp
(蕎麦将軍.com)
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