蕎麦の生産コストは10a当たり4万2,722円 農水省発表
投稿日時 2010-11-26 09:30:14 | カテゴリ: 蕎麦業界ニュース
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農林水産省は、11月22日、2009年分の蕎麦の生産費(生産コスト)統計調査を発表した。これまで、農水省はコメ等の主作物の生産費は調査・公表していたが、蕎麦は今回が初めて。農家個別所得補償制度で蕎麦も対象作物になったため、統計調査が必要になった。
物財費、労働費等を合わせた蕎麦の全算入生産費(生産コスト)は、10aあたり4万2,722円、45kgあたり3万2,910円となった。
調査対象となったのは、「05年農林業センサス」(農水省が5年ごとに農林業を営んでいる全ての農家、林家や法人を対象に行っている調査)に基づく農業経営体のうち、世帯による農業経営を行い、蕎麦を5a以上作付けし、販売している全国94の経営体(蕎麦農家)。
この統計を基に、農水省は11月24日、2011年度の戸別所得補償制度で未定だった蕎麦、菜種、大麦の交付単価案を発表した。蕎麦の、収量に応じて支払う「数量払い」の平均単価は、45kg当たり1万5,320円。これは、09年の蕎麦生産費の約半額の補償となる。作付面積に応じて支払う「営農継続支払い(面積払い)」は、全作物共通で10a当たり2万円となった。
問い合わせ先:農林水産省大臣官房統計部=03-6744-2040 リンク先:農林水産省「農産物生産費統計」=http://166.119.78.61/j/tokei/sokuhou/seisanhi_soba_09/index.html
(蕎麦将軍.com)
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