本ワサビが「花粉症」「疲労回復」に効果  「ワサビアカデミー」で研究発表

投稿日時 2010-12-08 09:57:53 | カテゴリ: 蕎麦業界ニュース

 蕎麦の薬味として欠かせないワサビに、抗酸化作用や抗ストレス作用があることがわかった。お茶の水女子大学の森光康次郎准教授と榎坂病院治療精神医学研究所所長の関山敦生医師(大阪市立大学医学部大学院 生化学・分子病態学教室准教授)が、6日に都内で開かれた「ワサビアカデミー2010」で発表した。

 森光准教授は、ワサビの香気成分である「ワサビチオヘキシル」に、花粉症症状の緩和作用があることがマウス実験で確かめられたと報告した。関山医師は、ワサビの微量成分「ワサビスルフィニル」が、抗ストレス・抗疲労のための健康成分として有用だと説明した。「ワサビスルフィニル」を健康な人に投与、夜勤後のストレスの評価判定を行った結果、疲労感の増大が抑制され、不安や焦燥感等についても改善がみられたという。

「ワサビチオヘキシル」「ワサビスルフィニル」は本ワサビに含まれる成分で、チューブ入りや粉ワサビには含まれていない。

「ワサビアカデミー2010」は、ワサビ加工大手の「金印」が開催した。食品・健康食品関連企業、大学等の研究機関を中心に120名が出席、ワサビの機能性食品のとしての可能性に関心が高まっていることをうかがわせた。


(蕎麦将軍.com)




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