投稿者 : sobashogun 投稿日時: 2024-11-13 11:25:26

 10月9日(土)、天目山栖雲寺開山業海本浄和尚の師である中国杭州天目山・普応国師中峰明本大和尚の700年遠諱にあたり、鎌倉の大本山建長寺から吉田正道菅長猊下(げいか)を迎え、建長寺派僧侶約20名による法要が大々的に厳修された。
 それに先立ち、江戸ソバリエ「神奈川の会」の石田紀雄氏と恩田智博氏、江戸ソバリエ協会のほしひかる氏によって、開山業務海本浄像に手打ちそばが奉納された。また境内に祀られている「蕎麦祷観音」にもソバの種が供えられた。蕎麦祷観音は全国でも珍しく、もともとは双馬頭観音とよばれる江戸中期の尊像であったが、そば切り発祥の地にあるため、いつの頃からか蕎麦祷観音と親しまれるようなった。お参りの仕方は、ソバの種を右手で一掴み取り、「念彼観音力」と3回唱えながら右の皿に約半分を注ぎ、「念彼観音力」と3回唱えながら左の皿に残りを注ぎ、姿勢を正して観音様に合掌して心の中で大願を祷り、合掌のまま一礼する。なお、当日は重要文化財の普応国師座像、十字架捧持マニ像他栖雲寺宝物風入れ展やそば振舞が行われ、多くの来山者で賑わった。


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