江戸ソバリエ協会理事長のほしひかる氏が、一般財団法人日本食生活文化財団が主催する令和5年度「食生活文化賞」を受賞し、11月10日、上野精養軒（東京・上野）にて授賞式が挙行された。
　同賞は、日本食生活文化財団の会員および友好団体からの推薦に基づいて、食生活文化に関する優れた業績ある個人を検証するもの。今年度で44回目を迎える歴史ある賞だ。ほし氏は藪蕎麦代表取締役の堀田康彦氏の推薦を受け、「食生活文化賞」食生活文化啓発部門を受賞。江戸ソバリエ協会は、ほし氏らが中心となり2003年に千代田区が一般公募した「江戸開府400年記念事業」に社会人OBグループとして「江戸ソバリエ認定事業」を応募し、採用されたことに端を発する。以来、20年にわたり、一般のそば愛好家にそばの歴史、素材の知識、製造技術等を習得させ、これまで通算1800人を超える受講者に「江戸ソバリエ」資格を付与してきた。今回の受賞にあたっては、各地に地元密着のそば普及活動を定着させた功績とともに、海外活動、高齢者施設慰問、そば教室の開催等、そば文化を通じた幅広い社会貢献が高く評価された。
ほしひかる氏（写真右）と堀田康彦氏