福島・喜多方市山都地区で開催される「寒晒し蕎麦」の全国最大イベント、「会津山都寒晒しそばまつり」の次回概要が決まった。

　日程は、2011年3月12日（土）〜13日（日）の2日間。両日とも午前10時から午後3時。場所は、山都体育館（住所=福島県喜多方市山都町字広中新田1165、電話=0241-38-2393）。今回で14回目を迎える。期間中に、全国麺類文化地域間交流推進協議会（全麺協）が認定する「素人そば打ち段位認定山都大会」、山都そばトピア会議等が主催する「全日本素人そば生粉打ち名人大会」も行われる。

　前売り券は、大人（中学生以上）3,000円（当日3,500円）、小人（小学生）2,000円（当日2,500円）。2月1日から3月4日まで、「寒晒しそばまつり実行委員会」（連絡先等は末尾参照）で受け付け・販売している。事前にチケットの有無、および振込先を実行委員会に確認・問い合わせる必要がある。

　寒晒し蕎麦は、玄蕎麦を厳冬の清流に10日間ほど浸して引き上げ、20日から1カ月ほど寒風に晒して自然乾燥させる、江戸時代から伝わる製法。信州・高遠藩が将軍家に献上した記録が残っていることから、「御前蕎麦」とも呼ばれている。ごく一部の蕎麦産地でしかつくられておらず、都市部で食べることはむずかしい。

「玄蕎麦は、『会津のかおり』。寒晒し蕎麦のほか、高遠蕎麦や蕎麦料理、蕎麦スイーツ等も用意している。この機会に、希少な寒晒し蕎麦を、ぜひ味わってもらいたい」（寒晒しそばまつり実行委員会）

連絡先：きたかた商工会山都地区センター「寒晒しそばまつり実行委員会」＝0241-38-2254
リンク先：http://www.y-sk.net/


（蕎麦将軍.com）