『蕎麦春秋』にて「『そば打ち名人』への道程」を連載中の安田武司氏が塾長を務めるそば塾彩蕎庵のそば打ち強化合宿が、5月3、4、5日の3日間開催された。今回は中間日の4日のみ、会員外の参加者を募集。遠い所では広島や大阪からの参加者もおり、およそ40名が集まった。
　午前中は安田氏による講義「科学的にそば粉の成分を理解し美味しいそば打ちを！」が行われ、その後は「全麺協5段、6段の彩蕎庵会員」によるデモ打ち、そして「武蔵の国そば打ち名人」によるデモ打ちが行われた。全員が名人クラスなので、このメンバーの勢揃いは圧巻。新型コロナウイルス感染症対策として、参加者を各打ち台に5〜6名に分け、水回しからの工程毎にそのメンバーを入れ替える方式だったため、参加者はデモ打ち者全員のそば打ちをゆったりと見学することができた。憧れの選手達への質疑応答は選手が困ってしまうほど熱心で、参加者のそば打ちへの熱意が窺えた。