運営担当 さんの日記

 
2020
11月 13
(金)
12:02
第58回「蕎麦酒房 天山」(福島・川内村)
本文
 東日本大震災から2021年3月で10年を迎える。当時、全村避難となった福島県双葉郡川内村はどうなったか。人口は2011年の2,859人から17年には2,711人へ。国、県、村、民間企業、ボランティアの支援によって、復興への道を歩んでいる。
 ワイン用ブドウの栽培が3年目を迎え、タイで2,300店以上の店舗展開をしている「Café Amazon」(カフェ アメィゾン)が出店、白ハト食品工業がサツマイモ畑をつくり、コドモエナジーが工場をつくった。
「天山」のご主人も避難先から川内村に帰還。新型コロナウイルスにも負けず営業を続けており、お昼時には満席の賑わいだ。いただいたのは天ざるそば(1,500円)。大ぶりの天ぷら、そば、キノコの和え物、漬物、葛餅がついてこの値段。風情ある店内で食べれば美味しさが一層増す。そばは更科を彷彿とさせるが一味違う。
 そばを食べた後は、詩人・草野心平が暮らした「天山文庫」に立ち寄るのもいいい。木造真壁づくりの茅葺き屋根の建物だが、内装はいたってモダン。床モミジを堪能できる。最後にはぜひ、「カフェ アメィゾン」で濃いめのコーヒーをどうぞ。

<ズバッ>旨いそばを食べ、素晴らしい景色を眺め、心あらわれた1日だった。
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