「高橋名人」との出会いで手打ち店に


元はうどんやご飯ものも置く機械打ち店だったが、名人・高橋邦弘に教えを請い、そばのみの手打ち店に。茨城県の契約農家から直接買い付けている常陸秋そばを、十割で打つ。「鴨汁そば」（1,410円）は、冷たいそばを鴨肉入りの温かいつけ汁で頂く。

日本庭園の絶景を望みながら食すそば


店の敷地に200坪もの日本庭園を擁しており、どの席からもその絶景を望むことができる。「手打ち御三家」から影響を受けた店主が打つのは、細めの二八。「おせいろ」（950円）は、主に北海道産のそばを石臼で挽いている。そばは1日40食程度で売り切れじまいなので、早めに訪れたい。

食の安全とおいしさを追求


2010年7月に開業。食の安全と健康に対する意識が高く、子どもや妊婦、年配のお客でも安心して食べられるそばや料理を提供している。「温かい湯葉そば」（1,260円）や「牛肉そば」（1,470円）等。

「尾張屋のれん会」の1店


そばは北海道産の粉に、茨城県、山形県、福島県産のものをブレンドし、味や香りを最大限に引き出している。機械打ちながら、手打ちにも負けない仕上がり。名物の「冷やしあさり」（1,080円）は、冷たいそばの上に殻付きのあさりが10個以上のり、貝の苦みがたまらない。

「うどん」伝統の地で根付いたそば店


店があるJR田無駅周辺は、古くから武蔵野うどんが伝統の土地。しかし、1998年の開業以来、謙虚にそばを打ち続け、いまや町に根付いている。「野菜天せいろ」（1,550円）は、そばが240gあり、野菜天もボリューム十分という破格の大盛りメニュー。

“全てのそばは熟成”が標準仕様


築90年以上の古民家をリノベーションした「レトロな純喫茶風」そば屋。さまざまな産地の玄そばを、無酸素低温状態で保存している。産地の食べ比べができる「二種もり」（1,190円）や、1品料理の「牛肉と大根のバーボン煮」（650円）等が人気メニュー。