香り高いそばと90種の日本酒が楽しめる


1日2回以上打つそばは、北海道幌加内（ほろかない）産のソバが中心で、石臼挽き。春からは秋田県雄勝（おがち）郡産を取り寄せ、幌加内産とブレンドし使用。「せいろ」は（600円）。酒と料理が話題の同店だが、そばにも手を抜かない。

手挽きと電動挽きのブレンド粉を使用


そば粉は季節に応じて北海道や秋田県、茨城県と使い分ける。つくるそばは手挽きの粒感や穀物感を生かしつつ、電動挽きの甘みを併せ持つ。日々、他店にはないオリジナルな粉を追求している。

伝統の五色そば


看板商品の五色のもりそば（1,990円）は太打ち（田舎そば）、細打ち（せいろ）のほか、常時５種類の変わりそば（しそ切り、ごま切り、茶そば、白雪等）を打つ。そばは１枚ずつお客の頃合いを見計らって提供されるため、茹でたての美味しいそばが食べられる。

母娘で営む隠れ家的そば屋


つなぎは少なめながら細く打ったそばで、歯ごたえと喉越しを重視した九一。「天せいろ」（1,200円）は、天ぷらはエビやナス、サツマイモといった定番の具材のほか、ミニトマトやリンゴ、蕪、キノコ類等、13種類というボリュームだ。

会津産のそばにこだわりあり！


そばは在来種等、会津産の品種のみを自家製粉し、十割で打っている。一番人気のメニュー「あられ天ぷらそば」（1,140円）は、一見、かき揚げのように見えるが、小口切りにした野菜や魚介を１つずつ天ぷらにしたもの。ランチ時には炊き込みご飯または稲荷ずし、小鉢、会津特産みそが付く。

理想の自家栽培そば粉


使用するそば粉は茨城県の金砂郷産・常陸秋そば。産地や品種だけでなく、栽培される土壌にもこだわっているため、つくられるそばは旨味成分でもあるタンパク質が豊富。