わんこそばを100杯食べると木製手形がもらえる


昭和初期に建てられた木造二階建ての店。そば、薬味、店内の雰囲気にいたるまで楽しい雰囲気を演出し、エンターテインメント性が高いので、家族連れやグループに人気がある。そば粉6割、小麦粉4割で、たくさん食べられるように喉ごしのいいそばになっている。写真は、「わんこそば（薬味9種類）」。

幕末の豪商が建てた屋敷でいただくそば


300坪の日本庭園の中にある、武家屋敷風の古民家が店舗になっている。この建物は、幕末の豪商が熱海近郊に建てた屋敷を移築したもの。ご主人は東京・荻窪の「本むら庵」で3年修業し、1979年に開店。そば粉の配合は外二。契約農家から玄蕎麦を取り寄せ、毎日製粉小屋で玄そばから挽いている。

独自のメニュー「発芽そば切り」


店の屋根の上には、大きな浮世絵風の絵がかかっている。ご主人が考え出した「発芽そば切り」（写真）は、外皮をむいたそばの実を発芽させて、粉にしたもの。発芽米にヒントを得て、そばでもチャレンジした。香りが強く、田舎風の粗い感じがするが、ほのかな甘味が感じられる。

主の力の入れぐあいがわかる「変わりそば」


「変わりそば」（写真、左からごま入り田舎そば、ゆず入りそば、さらしなそば）は季節によって変わる。自家栽培の山椒（4月）や、けし（9月）、桜（3、4月）、抹茶（5月「八十八夜の前後2週間」）、みかん（11月）等が、季節によって提供される。

上田城址公園の約1,000本の桜をのぞむ店


上田城址公園の前、観光会館の中にある。春になるとこの公園には約1,000本の桜が咲き誇る。真田幸村にちなんだ「真田そば」（とろろそば、写真）や、巨大なかき揚げがそばにのっている「六文銭そば」等、特徴的なそばが多い。

店名の由来は宮沢賢治の名作から


「諏訪大社下社秋宮」鳥居脇で営業している。店名は宮沢賢治の『注文の多い料理店』の「山猫軒」から。そばは、長野・八ヶ岳の麓から届く丸抜きを自家製粉し、手打ちする。とろろの中にそばを入れて食べる「とろろ蕎麦」（写真）は、食欲のない時でもぺろりと食べられる。