重厚な店構えの老舗


本店は1933年創業のそばの老舗。日本庭園を望む座敷席等、会食等ビジネスシーンにもうってつけだ。本店の「鴨せいろ」（1,580円）で使われている鴨肉は冷凍物ではないため肉厚。鴨肉本来の滋味を味わえる逸品だ。

せいろ、田舎、粗挽き 3種類のそばが味わえる


45年前から出前を中心に営業を続けていた本店だが、2019年6月のリニューアルをきっかけに六四そばを二八に変え、来店中心の営業形態に変更した。大和芋と卵白を合わせたメレンゲ状の付けとろろにブランド卵の黄身がかかった「つけとろ」（980円）がインスタ映えすると人気を博している。

自家製粉・手打ちした希少な地元産の二八そば


店主は並々ならぬこだわりを持つ。同店は厚生労働大臣認可いわゆる「Sマーク」を取得しており、店主も麺料理専門調理師および麺調理専門技能士の2種の国家資格を取得している。「東京二八蕎麦せいろ」（700円）は少量しか採れない地元東京都東大和市産のソバの実を自家製粉したものを使用した手打ちそば。

和食出身の店主の技が光る


旅館での調理経験を持つ店主が営む本店は種物が魅力。名物は「上天もりそば」（1,300円）では食材の目利きや下ごしらえに和食の技法を駆使した天ぷらが好評を博している。

癖になる味わい「海苔チーズ蕎麦」


温かいかけそばに、とろけるチーズと海苔が載る同店だけのオリジナルメニュー「海苔チーズ蕎麦」（1,200円）。チーズと海苔の相性がいいのはもちろんだが、そばとの相性も悪くなく、海苔と溶けたチーズがそばに絡み、癖のある味を生む。

インパクト抜群の極太十割そば


本店名物の「田舎そば　太打ち」（820円）は3種の異なる粉をブレンドした十割そば。割り箸を上回る極太の麺は豊かなコシと強いソバの風味を楽しめる。焙煎グルミの香味が漂う特性の胡桃汁は新潟の名物そばを参考にした逸品で、これを目指して遠方から足を運ぶそば通も多い。