天然ものを使った名物「鮎天そば」


こちらのお店は町おこしを目指す地元の農事組合法人が経営している。同店の売りは、つゆに使われるかつお節以外は全て、地元で採れた食材が使われていること。お店の近くを流れる那珂川の清流で育った鮎を用いた「鮎天ぷらそば」は同店の看板メニュー。

素材の鴨を十全に生かした「鴨せいろ」


伝統的な黒塀や、シックな内観が格調高い同店。間接照明で照らされた店内は何ともムーディで、ディナの雰囲気に合った趣。同店の「鴨せいろ」だが、浮かんでいるつくねが絶品。鴨のモモ肉と大和芋を練ってつくられており、鴨の旨味が濃厚。

会津産在来種を用いた十割そば


定年退職した店主が営む同店は、2019年の1月にオープンしたばかりの新しいお店だが、すでにそば好きの間で好評を博す人気店だ。同店の「鴨南蕎麦」（1,180円）に使われる会津産在来種は、麺が切れにくく伸びにくい温そばに適した品種。細打ちの10割そばを温かいそばで楽しむことができる。

三陸直送の生牡蠣を贅沢に使用！ 「生かきそば」


牡蠣そばの味を決定づけるのは第一に牡蠣の鮮度だが、同店の「生かきそば」（1,400円）はお店のある宮城県三陸産の牡蠣を用いている。冷凍物の牡蠣を使うお店も多い中、同店は地元直送の生食可能なものを使用。鮮度がよいため、火入れを最小限に抑えた大振りの牡蠣を賞味できる。

茨城の郷土料理をアレンジした創作そば


けんちん汁はゴマ油で豆腐、ニンジン、サトイモ、ゴボウ、イモガラ等の具材をゴマ油で炒めてから煮込む茨城県の郷土料理。同店の「けんちんそば」（900円）ではけんちん汁にそばの一大産地でもある、常陸太田産のソバ粉を用いた二八そばを合わせてアレンジ。身体の芯から温まるそばに仕上げている。

名物「かつそば」!


1884（明治17）年創業の老舗である同店の名物は「かつそば」（900円）。元は近隣にある東京理科大学の学生向けの裏メニューであったそうだが、人気を受けて正式化、いまや同店の名物となっている。江戸流の濃い目のかけ汁がトンカツ相手に負けじと主張しておりしっかりとした味わい。名物となるのもむべなるかな、絶品である。