新感覚のアレンジメニュー


見た目は町のそば屋。しかし、和食をベースにしたアレンジメニューは、品名からは容易に想像し難いモダンなそばだ。

オヤマボクチをつなぎに使用した「元祖須賀川（すがかわ）そば」


元祖のゆえんは「ばあちゃん（店主の母親）が昔からうってきた。私はばあちゃんに教わったから」と店主が語る。「盛りそば」（写真）、「なっとうそば」「かけそば」はいずれも1,000円。量は多い。

石臼挽きの手打ちを守る


玄挽きは信州黒姫産で、この店の看板そば。殻を除いて挽いたそばの吟挽きもある。湯葉の載った「とろ湯葉蕎麦」も人気メニュー。

電車を眺めながらの〝そば〟


窓からひっきりなしに走る電車を眺められる、鉄道ファンには嬉しい立地だ。もちろんそばも本格派。「凪せいろ」650円、「冷やし納豆そば」900円、本日の定食「せいろと豚バラ肉、きのこあんかけ」950円等。

そばの味が引きたつ変幻自在の「たね汁」


そばは北海道産、北米産の玄ソバをブレンドし、二八で打つ。つゆは羅臼昆布に本節、かめ等を加えた「たね汁」をつくり置きし、使い分けるのが特徴。ここからたね汁をベースにして「かけ汁」「もり汁」へと変化し、そばの味を引き立たせる。

精進だしのつゆが外国人客に好評


そばの特徴は精進だしのつゆで、植物性の日高昆布と国産椎茸から取った精進だしを併用している。けんちん汁の発祥説もある鎌倉らしいオリジナルそばの「鎌倉けんちんそば」（1,300円）。