小じんまりした店


テーブルが4つに、カウンターが5席。温かい「かいわれそば」（写真）は1,300円。

豆腐のくせはそばが消し、そばのくせは豆腐が消す


　実家は豆腐屋。店主は群馬の「一茶案」と、「ささや」で15年もの修行を積み、「豆腐のくせはそばが消し、そばのくせは豆腐が消す」という一茶庵創始者の言葉を胸に独立。そばの味はもちろんのこと、豆腐料理も柱のひとつ。「つけカレーせいろ」「一茶案カルパッチョ」は絶品。ぜひご賞味あれ。

軍鶏（しゃも）そば


2004年に開店。店は、古い長屋を保存する目的で回想し、田舎風の料理屋にした。「軍鶏そば」（写真、1,100円）の軍鶏は、茨城・大子町周辺が産地のブランド肉である「奥久慈・軍鶏」を使用。

神様が辿り着いた理想の店


そば打ちの神様とまでいわれるそば職人、高橋邦弘氏が営む同店。店で供されるそばは「もりそば」「田舎そば」（ともに800円）のただ2種類。名人の手によって打たれたそばは喉越し、食感、香りともに卓越している。なお、本店は会員制であり、現在新規会員は募集していないとのこと。

「老舗」の“原型”を淡々と引き継ぐ6代目


創業は幕末の安政年間（1854〜60年）、赤坂界隈と伝えられる老舗。昔ながらのメニューが並ぶ。名物は鴨南蛮等の合鴨と使った品書き。

圧巻のメガ盛り1kg


朝9時から仕込みを始め、ニンジンやゴボウ、ダイコン、コンニャクといった山盛りの具材を2時間かけて煮込む。それと足で踏んで練りに練ったそばと合わせる「けんちんそば」（800円）。大盛り（900円）にすると総量は圧巻の1kgに。