器は全て主人の作品


陶芸家の主人が趣味で始めたそば打ちが、いつしか本業に。「そばがき」（500円）や暖かい「くるみそば」（800円）が人気。

自社栽培の無農薬野菜を使い、安心・安全を提供


かつて、呉服問屋だった古民家を改装して店にした。薬味や料理で使用している野菜のほとんどを、自社農園で栽培している。メニューは、「くるみせいろ」（写真）等の定番ものの他、信州らしい「馬肉そば」や、「SOBAトマトロッソ」（トマトソースとそばのコラボ）等、かわったそばも多い。

現地で厳選した魚と風味豊かなそば


十割で打つ「手打蕎麦」（800円）は、秋田県産、福井県産等、その時々で気に入ったものを使っている。挽きたてが打ちやすく、風味が格段によいことから、店内に電動石臼を置き3時間かけて製粉している。お店の名が示すように、魚と酒の〆（締め）にそばを食べるスタイルを提案している。

その日に合った配分で打つそば


享保初年（1716年）の創業。その日の温度や湿度によって、そば粉の最適な配分を決めている。

津軽そばの有名店


本店は創業100年を超える。手間と時間のかかる「津軽そば」の伝統をつないでいる数少ない店。

石川・金沢市にそば文化を伝える店


名門料亭の血筋を引くご主人は、うどん圏である石川・金沢市に「そば文化を根づかせる」と開店した。東京の老舗「更科堀井」で修業をしたが、東京のそば屋のコピーではなく、金沢の人の好みに合わせた「江戸そば」を提供する。