「名物女将」の心意気を伝承

女性のそば打ちが珍しかった時代、苦労しながらそば屋を開業した女将。その、女将の心意気から出汁の取り方までを受け継いだそば打ち職人が支えている。焼き鰹の本節を一時間半かけて旨味を引き出した出汁。季節折々のそば粉を厳選し、限定で出す十割と、喉ごしのよさを重視した二八がある。

香りよく味わい深い「出雲そば」


創業1964年の、東京で「出雲そば」が楽しめる店。2002年に新宿から現在の場所に移転してきた。人気はもちろん「割子そば（五重）」（1,550円）。8種類の薬味をそばの上にお好みでのせ、つゆをかけていただく。

隠し味の効いた「肉汁つけそば」


お店は、フランス料理店をほぼそのまま利用しているため、個性的な内外観となっている。バルサミコ酢が隠し味の「肉汁つけそば」（1,500円）は、ショウガと鷹の爪で辛く仕上げた熱々のつけ汁に、冷たいそばが絶妙にマッチングするオリジナルメニュー。

江戸末期の農家住宅を復元


メニューは二宮金次郎（尊徳）の名前をとった「金次郎そば」（1,100円）や「そんとくそば」（400円）等。店内には「尊徳の一代記」の絵が数十枚かけてある。

地元製粉会社直営の店


日穀製粉直営の外食店舗。そば粉は北海道空知の農家で契約栽培をしてもらっている。地元産が少なくとても間に合わないため、北海道を頼りにせざるを得ない状況。店舗内では、昼はクラシック、夜はジャズが流れている。

大衆食堂の手打ちそば


定食や丼ものがメニューに並ぶが、本格の手打ちそばを提供している。〝大衆食堂にして手打ち〟を目指している。「二八せいろ」650円、「天ざる」1,200円、「焼魚定食」800円等。