町のそば屋に徹する姿勢


店、客ともに気取ることもなく、人と人が濃密につながる町場のそば屋。創業80年。写真の「ざる」は800円。そば粉は福井産と北海道産をブレンドしている。

軍鶏のインパクト大のそば


東京や茨城の人気店で働いてきた店主が打つのは、常陸秋そばを自家製粉した二八そば。人気メニューは、軍鶏肉がたっぷり入った「奥久慈つけ軍鶏せいろ」（1,680円）。また、東京ではここでしか食べられない、「真珠卵」を使った白い「玉子焼き」（1,000円）等。

コクのあるゴマ・クルミだれが人気


そば粉は地元・中之条か福井産。玄そばを電動石臼で挽いた引きぐるみ。香り高くほのかな甘みもある。ゴマ・クルミだれで食べる「よしのやそば」（900円）が人気。

「市川 一茶庵」の姉妹店


店主は、市川 一茶庵で修行。一茶庵同様、鴨が人気のお座敷店だ。「おせいろ」（594円）、「鴨じるそば」（1,080円）、「鴨浄饌コース」（4,320〜6,480円）等。

隅々までの気配り


モダン和風の小ぢんまりした広さの「隠れ家」的そば屋。店内はアコースティック・ギターの音楽が静かに流れている。写真は「二色せいろ」（900円、手前はせいろ、奥は粗挽き）。「いいものを出す」というこだわりを曲げずに1人ですべてを手がけている。

旭川地方の麺類業組合をひっぱる主人


1961年開業の老舗。旭川地方の麺類業組合よりも長い歴史を持つ。ご主人は旭川支部長を務めたこともある。専門調理師の免状等が6枚、店内に貼ってあり、技能向上に努めてきた姿勢が見える。