上品なお茶の香りを味わう「茶そば」


そばに抹茶等を練り込んだ茶そばだが、実は江戸時代からある伝統食。同店の「天ざる」（1,650円）は、爽やかなそばの香味と、揚げたての天ぷらを楽しめる人気メニュー。

機械打ちでも旨い二八そば


1878（明治5）年創業の「浅野屋本店」からの暖簾分け。機械打ちながら、手打ち店で修行した4代目が、加水や水回しを絶妙に調整し、喉越しに優れるそばに仕上げる。「アーモンドだれせいろ」（900円）は女性に人気の一品だ。

自然豊かな環境で風味豊かなそばを手繰る


観光地として知られる東京・深大寺の門前に店を構える同店。店主と調理を担当する店主の長男は一茶庵の片倉康雄氏に師事した経験がある。来店した際には、ぜひソバの香り豊かな1日30食限定メニュー「手打粗碾きそば」（900円）をご賞味あれ。

昭和から愛され続けてきた看板メニューの「鴨せいろ」


昭和初期に登場してから長く愛される「鴨せいろ」（1,450円）。そばは北海道産の二八、鴨肉は明治時代から続く老舗の鶏肉専門店から仕入れたものを使っており、肉が分厚い。

4種のそばと豊富な地酒


1923（大正12）年創業。そばは田舎、更科、十割、粗挽きの4種を二八で提供する。粗挽きは石臼を使わず手で挽き、2〜5日寝かせた「熟成そば」。「冷やしたぬきそば」（1,150円）は更科で夏にぴったり。具沢山で色味も鮮やか。

出雲の釜揚げそばから着想された斬新な「湯だまりそば」


2016年から7年連続でミシュランガイドのビブグルマンに選出されている東京・亀有の名店。名物の「湯だまりそば」（1,400円）は太打ちのそばが濃厚なそば湯に浸り、辛味大根とネギ、カツオ節が載る一品だ。