“割烹仕込み”のそばと料理

2013年4月にオープン。東京・新宿のそば店「大木戸 矢部」で修行した店主がつくるそば汁は、鰹節、鯖節がじっくり煮出され、香りと旨味が凝縮している。「せいろそば」（800円）、「辛味大根おろしそば」（1,200円）のほか、「テンペの天ぷら」（500円）等が人気メニュー。野菜は地元産を使っており、地域とともに成長する店を目指している。

ストイックから生まれる蕎麦


　店内外は至ってシンプル。しかしながら、木造りなためか、暖かみを感じさせる。「おがわ」の蕎麦は、開店から現在まで、特に宣伝をしたわけでもなく、口コミで続いている店だ。口コミほど説得力のあるものはない。

そばと旬菜を気軽に


そば屋の常識にとらわれず、「日本料理の職人が考えるそば」を追及する。定番メニューは置かず、日本料理の流れを汲む創作料理をメインに出す。そばは朝夕の2回打ち、打ちたてを提供する。

壮大なイメージでつけた店名


海好きのご主人が、「壮大なイメージでお店をやっていこうと思い」店名をつけた。写真は「えび鶏とろろそば」。表面の白くふわふわしたものは、すりおろした山芋に火を通したもの。山芋、鶏のひき肉、海老を一緒に煮込んだ、とろみのついた熱々のつゆで頂く。「鴨ざる」も人気メニュー。

豚の背脂を使った“こってり”なつけ汁


店名は、毎年そば祭りが開催される福島県の旧山都町から。スタイリッシュな店内は、洒落たダイニングレストランの雰囲気。イチ押しは「黒カレーそば」（1,200円）と「こってりせいろ」（900円）。

北海道最古のそば


1874年創業。昭和天皇、皇后両陛下も訪れたという、由緒正しいそば屋だ。クロレラの粉末を混ぜたそばは、鮮やかな緑色で、のど越しのいいさっぱり系。「もり」（680円）のほか、「蘭切りそば」（860円）、「茶そば」（970円）、「無量寿そば」（870円）等。