古式そばを堪能


横浜店は開店１８年だが、本店は４０年という老舗。
こだわりは「古式手打ちそば」。
落ち着いた和風の店内で、都会の喧噪から離れて食事をするには最適な場所。

山あいの一軒家


店内は自宅リビングのような、アットホームな雰囲気。「辛み大根そば」（1,026円）は、強い辛味が癖になる美味しさ。

本場、長崎の「じゃこ天そば」


北海道から九州まで、約50カ所のそば産地から直送されるそば粉を使い、十割そばを出す。「じゃこ天そば」は、長崎・諫早湾のアジのすり身を揚げた、分厚いじゃこ天がそばの上にのっている。地酒や地ビール、焼酎も100銘柄以上揃えているので、会社帰りの一杯にも最適。

素材を生かした美味しさ


「普通の料理を普通に美味しく提供する」のが店のコンセプト。そばや肉、野菜といった素材そのものを生かし、提供している。粗めの田舎そばを使った「天せいろ（並）」（1,720円）、「鴨せいろ」（1,750円）等。

店名と名物そばは「仇討ち物語」に由来


1934年創業の箱根湯本にある店。店名は、江戸時代に箱根を舞台に繰り広げられた仇討ち物語が由来。浄瑠璃の演目にもなっている。登場人物の「初花」は貞女の評判が高く、とろろが載っている「貞女そば」の白さは、初花の美しさと献身を表しているようだ。

「会津の味」を食べやすくした「高遠そば」


店主が福島・柳津町出身。東京で会津のそば食文化を楽しめる貴重な店。蕎楽亭の「高遠そば」（写真、1,000円）は、本来、大根おろしの絞り汁で味わう会津の「高遠そば」の辛さを調節して食べやすくしている。