コクのあるゴマ・クルミだれが人気


そば粉は地元・中之条か福井産。玄そばを電動石臼で挽いた引きぐるみ。香り高くほのかな甘みもある。ゴマ・クルミだれで食べる「よしのやそば」（900円）が人気。

18歳でそば修業の度に


JR吉祥寺駅から10分ほど、隠れ家的雰囲気の人気店。
ご主人は、18歳ごろからそばの修業のため、
全国を旅した。看板メニューは、
田舎そばの「開田」と、さらしなの「吉祥寺」。

自家栽培の十割、手打ちそば


自家栽培した「でわかおり」の十割そば。人気は「かき揚げそば」。写真はキノコとトリ肉入りの温汁につけて食べる「つけそば」。

具材は野菜だけなのに鴨のコク深い「なす汁せいろ」


東京・根津の人気店「よし房 凛」の看板メニューは「なす汁せいろ」（1,600円）。温かいつけ汁にはナスやハス、ピーマンの千切り、短冊に切った長ネギ。具材は野菜のみなのに、つゆからは鴨の香りが匂い立つ。

別名「鴨せいろの野菜版」


鴨油で炒めたナスや根菜がたっぷりの「なす汁せいろ」（1,350円）は、食べ応え十分。鴨の旨味が染み込んだ野菜は、油っこさがなく、鴨のコクと甘みが口中に広がる。ほかにも「田舎」（850円）、「かき揚げせいろ」（1,700円）等。

ハイカラな「コロッケ」そば


明治初頭に初代の女将が考案した「コロッケそば」。コロッケは、鶏肉を叩いて挽き肉にし、卵、山芋、小麦をを混ぜて、じっくり揚げる。衣がなく、あっさりしている。コロッケの周りは深谷葱で囲まれている。昭和のはじめ頃、よし田がある銀座・金春通りは、芸者屋や稽古場、三味線屋等が並んでいた。