中国出身の主人が打つ「二八そば」


そば粉は福島県の山都町でとれたソバを挽いたものを使用。標高400mに位置する山都町地区は冷涼な気候で、昼夜の気温の差が著しく、ソバの栽培に適している。二八で打っている。

そば鑑定士のこだわり全粒粉そば


このお店は千葉県で初めての蕎麦鑑定士の店で、田舎とせいろの二種類の味を楽しめる「二色せいろ」（1,200円）がある。他にもそば粉を使ったケーキやあんみつ等の和スイーツも人気だ。

お通し、焼き味噌、酒が付く「そばセット」が人気


このお店は女性客が多く立ち寄り、中でも人気なのが、せいろにお通し3点、焼き味噌、酒（日本酒、生ビール、グラスワインのいずれか）が付く「そばセットA」（2,000円）。そばは福井県産の玄ソバを石臼で挽いた粉を使用している。福井県産は近年そば好きの間で注目を集めている。

地元・奥利根の食材を生かした名物「山水そば」


お店一番人気のメニュー「山水そば」（1,000円）は、せいろに、野菜や山菜、キノコの天ぷら、玉子焼き、生ワサビやミョウガ、おろし等の薬味が付いてくる。これらの食材は全て地元奥利根産。そのため地元奥利根を堪能できる一品といえる。

味の変化を楽しめる人気店


「手打そば 菊谷」は産地の異なるそばを味うことができるお店として有名だ。おすすめされている人気メニューの一つ「唎き蕎麦三種」（1,650円）はそれぞれ産地も違い、そば切りやそばの挽き方等、毎回変えている。店主の菊谷さんは「楽しんで食べてもらえるようつくっています」と語ってくれた。

そばの味が引きたつ変幻自在の「たね汁」


そばは北海道産、北米産の玄ソバをブレンドし、二八で打つ。つゆは羅臼昆布に本節、かめ等を加えた「たね汁」をつくり置きし、使い分けるのが特徴。ここからたね汁をベースにして「かけ汁」「もり汁」へと変化し、そばの味を引き立たせる。