「酒と料理」の本格派人気店


内・外装、雰囲気等、一見地味だが、実は本格的な魚介料理と地酒を出す現代そば屋の、先駆けとなった店。割烹料理店での修行経験を持つ店主らしく、刺身や煮物等、さまざまな一品料理が揃う。もちろん、「せいろ」「田舎」（ともに735円）のほか、店主オリジナルの「真鯛のそば」（2,100円）等、そぼメニューも豊富。

プロ自慢のつゆにそばが引き立つ


そばに蒸し寿司、小鉢、甘味、飲み物が付く「桜御膳」（2,300円）は、初めての来店時におすすめ。「桜」とは、そば用語で「少なめ」を表す語。「蒸し寿司御膳」（2,200円）や「茶巾御膳」（2,000円）等もある。

専門店顔負けの豊富なメニュー


そばは会津の柳津産。そば以外にうどんと冷麦も手打ちで出しているが、やはりそばがよく出る。「つけカレー」(1,100円）のカレーには牛すじやフルーツが使用。カレー南蛮とはまったくの別物。

庭園を擁する高級そば店


埼玉の田園風景の中、豪華な邸宅と庭園を擁するそば店。厳選された幌加内産の粉を打った二八そばで、のど越しのよさとともに、田舎そば風の香りと味わいが楽しめる。「天付きもりそば」（1,850円）で出される大ぶりのブラウンエビは、寿司ネタにも多く使われる上質の品種。

女将の手打ちそば


そばは、女将の手打ち。真田家の忍びが食べていたといわれるものを再現した、「薬膳そば」（850円）という変わり種も。そばは緑色で、モロヘイヤが練り込まれている。

かえしを甕で２年熟成させた黒糖つゆ


同店のそばつゆは、かえしに喜界島の準黒糖をしようしており、その独特の風味は口にしただけで、他店のつゆとの違いが歴然だ。二八の粗挽きそばは、つゆのインパクトに負けない力強さを持ち、個性豊かなつゆとそばが合わさることで、相乗効果を生んでいる。