自家製粉で打つ「外二」「生粉打ち」「さらしな」


築50年の民家を階層した、こぢんまりした木造の一軒家のそば屋。2004年創業。店の奥に設えた座敷は、柔らかな灯火に掘り炬燵を据え、くつろげる。そばは丸抜きを石臼挽き自家製粉しており、喉越しのいい外二（そば10に対してつなぎ2）、生粉打ち、さらしなと、3種類のそばを打つ。

日本料理の技法で丁寧につくる「オリジナルそば」


人気は「野菜そば」（写真、900円）。12種類の野菜と豚肉、上にはネギがどっさり山盛りになっている。ヘルシーでボリュームのあるところが受けて、サラリーマンに人気が高い。

滝を眺めてそばを食す


茨城県久慈郡の観光名所「月待の滝」に隣接しており、店内からは滝が流れる美しい景観を望むことができる。そばはブランドではなく、あくまで品質にこだわっているので産地はあえて非公開。また水にもこだわり、そばを打つのに使う水には、滝の地下水を利用している。「もりそば」（850円）等。

47日間かけ46都道府県のそば屋を食べ歩いたご主人


研究熱心なご主人は、47日間で46都道府県の約100軒のそば屋を食べ歩いた。一番衝撃を受けた奈良県の「綾」という店で食した緑色をしたせいろ。自分の店でも「みどりのそば」（写真）を出すようにした。

舞子はん御用達の老舗


そばブームの兆しが見える京都で、産地・製粉所・店の三位一体のさらなるそばの普及を目指している。有喜そば950円、にしんそば1,150円、京野菜天ざるせっと1,480円等。

ジャズの流れるそば屋


そば屋という和風のイメージを一転させるジャズのBGM。
メニューはもり、ざる、とろろ・なめこ・おろし・山菜と種類も豊富。「冷し焼きたまご」という一風変わったそばも。