「そば屋の二階」をいまに伝える


1872年創業の老舗中の老舗店。江戸時代には男女の密会の場となった“そば屋の二階”の雰囲気をいまに伝える。店二階の個室は、文化庁の登録有形文化財に指定されている。「もりそば」（720円）や「白子そば」（1,800円）等。

小樽の地に根ざした本物のそば屋


明治期の回船問屋の豪邸を改築した店舗。そば粉はもちろん、小樽が鰊漁で栄えたことにちなんだ「鰊群来（にしんくき）そば」（1,500円）等、小樽の地理を生かしたそばを提供する。

水戸の「藪」


「藪そば」の暖簾店。切妻屋根が特徴的な店構えだ。「玉子とじ」（700円）や「かき揚げせいろ」（750円）等。

老舗割烹料理屋からそば屋へ


創業は1877（明治10）年。以前は「金泉亭」という割烹料理屋だった。当時の素封家・金森家の当主に店名をつけてもらった。現在のご主人は4代目。人気メニューは、「天そば」。

こだわりなき「そば打ちの極意」


「こだわりなく、当たり前のことを当たり前のようにやっただけ」と語る店主。そば粉のブランドも道具も関係ない。大事なのは、「なぜ？」と問い続ける探究心だという。そば店を経営する傍ら、そば打ち教室も主宰している。写真は「味くらべ」1,500円。江戸そばと田舎そばの2種類が楽しめる。

特大エビが付く「天せいろ」が人気


同店は、平日はビジネスマンの接待、休日は家族連れ等で賑わう。いちばん人気は、特大エビ1尾と野菜4種が付く「天せいろ」（2,280円）。天ぷらに合うようにつくられた自家製の塩と天つゆ、どちらでも美味しくいただける。