芸能人もお忍びで利用


オシャレな街・中目黒にある洒落たそば屋。北欧デザインっぽいソファーやイスは、さながらインテリアショップの趣か。人気メニューは「すだちそば」（1,200円）。すだちの輪切りで覆い尽くされたビジュアルはインパクト十分で、かつおだしとすだちの相性も抜群だ。

「蕎麦聖」の遺志を継ぐ職人


「蕎麦聖」と呼ばれた片倉康雄氏の秘蔵っ子、渡辺維新氏が店主。地元・茨城を代表する品種「常陸秋そば」の名店として名高い。

香り高いそばと90種の日本酒が楽しめる


1日2回以上打つそばは、北海道幌加内（ほろかない）産のソバが中心で、石臼挽き。春からは秋田県雄勝（おがち）郡産を取り寄せ、幌加内産とブレンドし使用。「せいろ」は（600円）。酒と料理が話題の同店だが、そばにも手を抜かない。

新橋のサラリーマン好みのそば屋


地元消費者に寄り添って、そば以外の料理や日本酒にもこだわった。そば屋には珍しく、鮮魚を多く扱っており、刺身の盛り合わせも出す。

昔ながらの流儀にこだわるくるみそば


「ざるそば くるみ汁」（918円）は、たっぷりのクルミを溶かし込んだつけ汁で食べるそば。くるみそばは、古くから秩父の家庭で食べられてきた郷土そばである。ゴマだれ等に比べるとサラッとしたつゆで、あっさりしているが、味わいはコクがあってまろやか。

京と江戸の技法を融合させた手打ちそば


同店は京都の名店「祇園権兵衛」と、東京の老舗「岡本」で修行を積んだ店主が営む。「上せいろ」（900円）は信州産ソバ粉による十割そばで、江戸前のそば切り技術が生きた、十割ながらかなりの細打ち。