「冷やかけすだち」と「からすみ蕎麦」は必食！


店主は兵庫・芦屋の名店「土山人」の出身。「冷やかけすだち」（1,100円、4月中旬から始まる春夏限定メニュー）は土山人の名物メニューを受け継いだ。もう一つの看板が「からすみ蕎麦」（1,900円）。塩辛くなり過ぎないよう味を調整した自家製のからすみをふんだんに使った一品。

器は全て主人の作品


陶芸家の主人が趣味で始めたそば打ちが、いつしか本業に。「そばがき」（500円）や暖かい「くるみそば」（800円）が人気。

こだわりのだしがそばの味を引きたてる


「三色そば」（1,188円）は、変わりそば（上左）とせいろ（上右）、田舎そば（下）の3種類のそば。変わりそばは、取材時は「胡麻切り」（2月）。そば以外では、特製のだしに漬け込んだ「アボカド漬け」（486円）も人気。

女将の一手間がつくる繊細なそば


細切りでコシのあるそば。つゆは濃いめで上品な甘味がある。そばは女将が毎日手打ちをし、水切りでも一滴も残さぬよう丁寧に水を落とす。

店主自ら収穫に赴く旨いソバ


同店店主は老舗割烹「松下」で修業を積んだ和食の料理人でもある。同店のそばは食材に対してもシビアな目を持つ店主が収穫を手伝うほど惚れ込んだ赤城深山ファームのソバの実が使われている。供されるそばは十割ながら滑らかな喉越しで、さわやかな風味が特徴だ。

滑らかなのど越しは出色無比の十割そば


「トマトと地蛤の冷やしかけそば」（1,200円）はこれからの季節にピッタリの夏季限定メニュー。そばつゆは、本枯節から取っただしに白醤油等を合わせている。