インパクト抜群の極太十割そば


本店名物の「田舎そば　太打ち」（820円）は3種の異なる粉をブレンドした十割そば。割り箸を上回る極太の麺は豊かなコシと強いソバの風味を楽しめる。焙煎グルミの香味が漂う特性の胡桃汁は新潟の名物そばを参考にした逸品で、これを目指して遠方から足を運ぶそば通も多い。

蕎聖・片倉康雄直伝の変わりそば


同店店主は21年間一茶庵で修業し、創始者片倉康雄氏に師事した経歴の持ち主。蕎聖直伝の技を凝らした「三色天もり」（1,760円）は丁寧に細打ちされた麺体が美しく、風味も秀抜。

製粉からこだわった十割粗挽き
　

同店の「粗挽きせいろ」（680円）は値段の破格の安さが嬉しい逸品。粗挽きながら、えぐみが少なく透明感のある味わい。製粉技術に優れる店主の腕前で、毎日食べても食べ飽きない逸品へと仕上がっている。

幻の奈川在来種が味わえる


本店の名物は長野の奈川地区の在来種を手挽きした十割そば。甘みと香りが強い品種として知られる本種を用いて打たれたそばを粗めに打つことで、さらに食感と風味を際立たせている。

こぢんまりした、いい雰囲気


JR東中野駅西口から徒歩3分。そばのほか、一品料理、日本酒も豊富。「かけ」（700円）や、すだちの輪切りを浮かべたオリジナルの「すだちかけ」（900円）等。

最良の材料、最良のインテリア


自ら製粉を業とするほど、素材にこだわっている。店内のテーブルやイスは18〜19世紀のアンティークをそろえた。材料もインテリアも最良のものだ。